和泉市立総合医療センター 看護部

教育についてEducation

新人看護師はもちろん中途入職の看護師にも手厚いサポート体制が整っています。
個人個人の主体性を大切に、看護師としての基礎と自信を確実に育て、共に成長していきましょう。

教育目標

一歩ずつ確実に。
継続的な教育で、
誇れる看護を。
和泉市立総合医療センターでは、
継続した院内教育・院外教育を実施。
多くの経験を通して自己の能力を拡大させ、
一人ひとりの目標達成を支援します。

新人の1年間の研修スケジュール

4
  • 入職式
  • 看護接遇
  • 電子カルテシステム
  • 看護倫理・看護技術
  • 新入職員院外合同研修
5
  • 静脈注射
  • ポート管理
6
  • メンタルヘルスケア
  • 輸血
7
  • 多重課題
  • 挿管介助
  • 急変時対応
8
  • 受け持ち看護師の役割
  • 看護管理
9
  • 12誘導心電図
  • 心電図の基礎
  • 人工呼吸器について
10
  • 認知症・高齢者患者のケア
  • 事例の書き方
  • 看護業務と医療安全
11
  • 感染管理
  • 入退院支援・地域包括ケアシステム
12
  • 看取り
  • エンゼルケア
  • 看護管理
1
  • 進捗によって随時追加
2
  • フォローアップ研修
3
  • 事例検討
  • 年間の振り返りと2年目に向けて

キャリアラダー

当センターでは5段階の到達目標を設定し、一人ひとりの夢や目標を
支援していきます。また院内・院外研修への積極的な参加により、
看護職員の能力開発に努めています。

新人看護師の声

  • 私は手術室に配属になりました。配属当初は現場の雰囲気や慣れない環境で緊張と不安でいっぱいでしたが、実地指導者(プリセプター)や先輩方からの手厚い指導やアドバイスをいただき少しずつ手術看護における技術や疾患・病態の知識が増えていきました。また、不安なことがあれば親身になって相談に乗ってくださり一つ一つ乗り越えていくことができました。
    当センターは多くの診療科があり、外科、整形外科、呼吸器外科、泌尿器科など様々な症例の手術を行っています。そのため、幅広い知識や技術を習得することができます。1年目は独り立ちするまでは器械出し、外回りと共に先輩のフォローの下で実践します。手術後は先輩と振り返りを行い、ステップアップができるように指導してくれます。また、手術室では手術室ならではの勉強会を開催しており、自身の成長につながっていると実感しています。
    患者さんにとって手術は人生におけるターニングポイントといっても過言ではありません。そこで私は患者さんにあった手術看護が提供できるようにこれからも頑張ります。
    2023年入職 手術室所属 井上 歩夢 Ayumu Inoue
  • 私が所属している病棟は、呼吸器内科や乳腺内科の患者さんが多く入院されており、肺炎やCOPD、肺がんの患者さんに対して、気管支鏡検査や化学療法などの看護を日々行っています。
    入職した当初は、看護師として患者さんの命を預かる責任があることにプレッシャーを感じており、不安を抱えていました。しかし、私の働く病棟は先輩に相談しやすい環境であり、看護師長さんも新人の体調や精神面を日々気にかけてくれるため、安心して働くことができています。また、新人研修や勉強会など学ぶ機会がたくさんあり、模型や人形を借りて看護手技の練習ができるなど、教育体制が整っているため自信を持って手技の実施が行えています。私が働く病棟では、実地指導者(プリセプター)と月に1回振り返りを行っており、不安な点や困っていること、今後学びたいことを話す機会があるため、目標を持って日々働くことができています。患者さんが元気になっている姿や、患者さんからの感謝の言葉を励みに毎日頑張っています。まだまだ至らないことも多いですが、患者さんにとっての最善を常に考え、患者さんの視点に立った看護を提供できるよう、日々学習に努めていきたいと思います。
    2023年入職 6階西病棟所属 藤岡 想羅 Sora Fujioka
  • 私は、腫瘍内科・血液内科を主とする病棟で勤務しています。当病棟では持病を抱えながら、長期に渡る抗がん剤や放射線治療を行っている患者さんが多くいらっしゃいます。複数の疾患を持つ患者さんの治療は必ずしも予定通りに行えるとは限らず、知識や観察力が必要とされるので、新人の私に務まるのか不安でした。配属された当初は何も分からない中で、疾患の勉強や、想像していた何倍にも多忙な業務についていこうと必死でした。そんな中、病棟の先輩方は、業務で忙しい中でも私のことを気にかけ、何度も声掛けをしてくださり、一つ一つ丁寧に教えてくださいました。自分の未熟さに落ち込むことも多くありましたが、先輩方から助言や、励ましの言葉を何度も頂き、精神面でも支えていただきました。看護師という職業は、日々勉強であり、過酷な職業であることは覚悟して入職しましたが、右も左も分からない新人に対して、先輩方がこんなにも手厚くサポートし、気に掛けてくださるとは思ってもいませんでした。この環境で働くことができることに感謝し、看護師としての知識と経験を身につけ、先輩方から教わったことを看護師として立派に返していけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。
    2023年入職 5階東病棟所属 前田 槻 Fuzuki Maeda
  • 私は、2023年4月からICUに所属しています。ICUは、術後患者さんや重症患者さんが診療科を問わず入室する場所であり、様々な疾患・病態の知識、看護技術が必要になります。そのため、初めは慣れない環境や分からないこと、知らないことの多さに不安や緊張が沢山ありました。
    しかし、実地指導者(プリセプター)が毎月の学習計画を相談しながら考えてくれ、学習内容に応じて毎日の担当患者さんを決定してくれています。そのため、学習した内容を基に実際に患者さんを観て、振り返ることで日々学びを深めることができているように感じます。
    また、新人看護師研修もあり、講義やグループワークを通して看護技術を学ぶことができています。月に1回の振り返り会では、同期と不安や近況などを話し、コミュニケーションを取ることで不安や悩みを軽減することができ、精神面でもサポートがあるため安心して働くことができています。まだまだ経験も知識も至らない点は多々ありますが、これからも日々学習に取り組み、看護技術の習得とアセスメント力の向上に努めたいと思います。そして、患者さんに寄り添った看護ができるようになりたいと思います。
    2023年入職 ICU所属 東 楓音 Kanon Azuma

教育責任者メッセージ

森 佳恵Mori Yoshie
医療が高度化し、多様化している社会のニーズに対応していくためには、 「やさしさと思いやり」だけでは患者さんに満足して頂くことは 難しいと考えています。
看護の仕事は、常に判断を迫られる場面の連続であり、自分で考えて患者さん ・ご家族の欲求に応えていかなければなりません。
また、看護の仕事は、「塀の中の向こう側」と言われるように外からは見えにくく、 看護師対患者さんの関係でケアを行う場面が多くあります。そのような状況の中で、 如何に「倫理観」をもって患者さん・ご家族に接していくかが重要になってきます。
相手を尊重し、患者さん・ご家族の想いに心で寄り添いながら考えて行動できる看護師を育成したいと思っています。           
森 佳恵